法務・コンプライアンス:島 玲子さんのスマートキャリア

「こうでなければ」という固定観念から脱却し、可能性を広げる。それが私のスマートキャリア


■「私のキャリアはここで終わり」――覚悟した矢先に出会った、新しい働き方


―スマートキャリアという働き方を選んだきっかけは?


大学の英文科を卒業後、「英語」を軸に仕事をしてきました。

翻訳、英文法務などの経験を積んだ後、30歳で大手エネルギー会社に転職。

海外事業企画部門の法務担当として、英語力が活かせて、海外出張もあって…と、やりたい仕事ができていました。


33歳で出産後も、時短勤務で働き続けました。その頃は「野望」もありましたね(笑)。米国弁護士資格を取得してみようかとか、法学部で学び直したいとか、キャリアを磨くことを考えていました。


ところが、子どもが小学校に上がると、一気に苦しくなったんです。時短勤務制度の適用から外れ、フルタイム勤務へ。時間に余裕がない中、夏休みのお弁当作り、宿題のサポート、習い事のスケジュール管理など、やることが増えて。


体力ももたなくなり、「もう限界!」と会社を辞めました。


「これで私のキャリアは終わり」――そんな覚悟での退職でした。これまで家と会社、半径数メートル以内の世界で過ごしてきた私には、子育てしながらの「転職」という発想がなかったんです。専業主婦か、近所のスーパーでパートで働こうかな……と考えていました。


それでも、いろいろな道を模索しました。「在宅で仕事ができるのでは」と、翻訳者養成スクールに通ってみたり、「仕事以外に何か夢中になれるものはないか」と、「趣味」を探してみたり。でも、どれもピンと来ない。


情報収集のためネット検索を続ける中で、「スマートキャリア」を知りました。


前の会社では、育児をしながら責任ある仕事を担うと負担が大きすぎてしんどくなる。

かといって「無理です」と訴えたり、家庭を優先させたりすると簡単な仕事しか与えられない…。

どちらかの選択しかなかったので、「時短で専門職」という働き方があるというのは意外な発見でした。


■子どもと過ごす時間、自分の視野を広げる時間を得られた


─今の働き方のいいところはどんなところですか?


今は週4日・5時間の勤務。時間にゆとりができたことで、子どもとのコミュニケーションが増えたほか、視野を広げる活動ができるようになりました。


前職の頃は18時30分に帰宅。そこから就寝まで、「1秒もムダにできない!」という感じで、常にピリピリ。

いつも焦っていて、子どもに「早くして!」ばかり言っていたし、「あれしなさい、これしなさい」と指示ばかりしていました。


でも今は15時30分に勤務を終え、書店やスーパーに立ち寄っても17時30分には家に着きます。

時間に余裕ができたことで、私の心にもゆとりができたんですよね。

きっと、表情もやわらかくなり、明るくなったんだと思います。

そのせいか、子どもも以前よりよく話しかけてきてくれて、家庭も明るくなりました。


また、平日週1回のお休みで、自分の専門分野や業務以外のことにも目を向けるようになりました。

これまでは手に取らなかったようなテーマの本も読んでみたりして。

「スマートキャリア」と出会ったことで、視野が広がり、いろいろな選択肢、可能性があることに気付けました。

■今までの経験に、新たな経験がプラスされ確実にキャリアの幅は広がっている


―今後どのように仕事を続けていきたいと思っていますか?


今はまだ決めていません。しばらくはゆったり構えていようと思っています。先ほどお話ししたとおり、今は自分の視野を広げている最中なので、今後の働き方はこれから考えていきます。


現在の派遣先は、知的財産の戦略・事業化を支援するベンチャー企業なのですが、これまでにない経験ができています。


担当業務は、法務経験を活かしてのコンプライアンス整備と英文契約の検討。

以前は外部との折衝が中心でしたが、「社内の組織体制の整備」という経験を新たに積めているので、キャリアの幅が広がっていると思います。


それに、時短勤務の派遣だからといって、「指示されたことだけやっていればいい」というわけではありません。

自分で考えたことを提案していますし、それが受け入れられています。そんな環境を利用して、スキルアップを図っていきたいですね。


今思うと、大手企業にいた頃の私は、人が敷いたレールに乗っていただけだったな、と。

「正社員は責任ある仕事を、派遣や時短勤務ママは簡単な仕事を」って、大企業の固定観念や価値観に流されていました。


それは家庭生活も同じで、「昭和の母親像」に縛られていた。

家事育児は母親が1人で頑張るもの、だと。


一方、メディアでは、仕事とプライベートを完璧に両立させて、「キャラ弁」まで作っちゃうような「スーパーお母さん」ばかりが取り上げられています。「そこまで頑張らなくてはいけないのかな」と、日本社会がお母さんに求めるレベルの高さに、疑問を抱いたりもしました。


けれど、「スマートキャリア」という働き方に出会い、これまでの固定観念が取り払われた。

それを機に、すべてのことに対して「こうでなければ」という呪縛から解放された気がします。


働き方も生き方も、いろいろな選択肢がある。

自分にとって最適な、心地いい働き方を探していこうと思います。


―最後に、島さんにとってのスマートキャリアとは?


「専門性」「柔軟性」「自立性」によって、自分も子どもも犠牲にしないバランスのいい働き方を実現させてくれるもの。

そして、自分を縛り付けてきた固定観念から解放してくれたもの、です。

左:小学生の娘は工作が得意で、学校や家で色々制作してくれます。平日週1回のお休みは、娘が友達を家に呼んで遊ぶことも。以前は娘の友人関係を見ることもできない忙しさでしたが、スマートキャリアの働き方でその余裕ができているのも嬉しいです。

右:勝間和代さんのメールマガジンで紹介されているお勧めの書籍などを参考に、これまで手に取らなかったような本を読んでいます。




スマートキャリアお仕事一覧

法務職の求人はこちらです。


スマートキャリアコミュニティはFacebookで運営しております。
参加されたい方はこちら
をご覧ください。

Facebookグループへの参加申請はこちらです。

3つの質問にご回答いただけた方のみグループにご参加いただけます。

※承認は土日祝日・年末年始を除き対応しております。承認までにお時間がかかる場合があります。予めご了承ください。

0コメント

  • 1000 / 1000